既婚女性と独身男性が両思い！本気で好きになってしまった男の体験談！

『もう結婚しているのに、夫以外の男性を好きになってしまった……』
『職場の独身男性が、私に好意を持っている気がする……』
『もしかして、両思いなのかも……』
『でも、これ以上どうして良いか分からない！』

既婚女性と独身男性の恋は辛いですよね。

理性ではイケナイ恋だと分かっているのに、好きだという感情がどうしても抑えられない……。

その先に待っているのが破滅かもしれないと分かっているのに、そう思えば思うほど、彼への気持ちが募ってしまう……。

既婚女性と独身男性の恋は、普通の恋と違って非常にハードルの高いものです。

そのため、せっかく両思いだと分かっても、余計に苦しくなってしまうこともしばしば。

そこで今回は、『既婚女性と独身男性が両思いになってしまったときの対処法や、既婚女性を好きになる独身男性の心理』を、私の２０年来の友人の体験談を交えてご紹介します。

独身男性を好きになってしまって苦しんでいる既婚女性の方は、ぜひ一読してみてください。

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既婚女性と独身男性が両思い！　既婚女性を本気で好きになってしまった友人の体験談

私には２０年以上の付き合いの友人がいます。

彼は３４歳のとき、同じ職場の女性に恋をしました。

しかし、彼女は既婚者でした。

ですので彼も最初のうちは、その気持ちにフタをしようと必死に隠していました。彼女のことが好きだとバレないようにわざと距離を取ったり、できるだけ話さないように会話もそっけなくしようとしたと言います。

しかし、ダメでした。

どんなに自分の気持ちから目をそらそうとしても、自分にウソはつけません。今まで出会ったことがないほどの魅力的な彼女の笑顔に、彼はすっかりとりこになってしまいました。

なにより、彼女とは本当に性格が合いました。初めて会った時から会話がはずみ、趣味も同じでした。お互いにもう大人なのに、会えば必ず、学生時代の友人のように話に花が咲きました。

その結果、彼は結局、こう思ってしまいました。

『オレの人生で、この子以上に好きになれる女の子とはもう二度と出会えないんだろうな……』

彼はまるで初恋のように、彼女のことを本気で好きになってしまったのです。

ただの仲良しから禁断の関係へ……

それでもしばらくはただの職場の仲良しの関係でした。

既婚者と恋愛関係になってしまったらどうなるか、彼だって十分すぎるほどわかっていたからです。

しかし、次第に彼は気づいてしまいました。

彼女もまた、彼のことが好きだということに。

ふたりは両思いでした。

ハッキリとそう告げられたわけではないけれど、雰囲気でハッキリと確信してしまったといいます。

そして、彼女は彼によく夫の愚痴をこぼしました。

年下の妻である彼女のことをすぐにバカにしてくる。ほんのちょっとでも機嫌を損ねると一か月も二か月も拗ねて口を利かなくなる。お互いに安い給料だから節約しているのに、ゲームの課金に何万円も使ってしまう……などなど。

彼女は決して円満な夫婦関係ではありませんでした。

おまけに、子供もまだいませんでした。

ですので、もしも離婚しても子供が辛い目にあうことはありません。

そう考えると、彼は『自分が彼女を幸せにしてあげられるんじゃないか？』と考えるようになってきました。

なにより、彼に夫への不満を漏らすことそのものが、彼女のＳＯＳのような気がしてきたそうです。

でも、そうはいってもやっぱり怖い。

一線を越えてしまえば、もう後戻りはできない。夫にバレれば多額の慰謝料を請求されるかもしれないし、会社の人間に知られれば信用がガタ落ちになる……。

彼は理性と感情の板挟みに苦しんでいました。

しかし、あるとき、ふたりで映画を見に行った帰りに、彼女が寂し気に呟きました。

『家に帰りたくない。帰ってもずっとひとりぼっちだから……』

彼女は生い立ちがかなり不幸で、子供のころから孤独な日々を過ごしてきたことは前から知っていました。夫とは遠からず離婚しようと考えているけど、離婚しても結局ひとりになるだけで寂しい、と彼女は言いました。

それを聞いた彼は、我慢できずにこう言ったそうです。

『オレがそばにいるんじゃダメ？』

こうして、二人は一線を越えました。

禁断の恋の始まりと、不安の日々

こうして二人は完全に不倫関係になりました。

職場が同じだったので、会うのはいつも仕事が終わってからの一時間程度。

月一回ほど、休みの日に彼女は『友達とカラオケいってくる』と偽って彼の家に行ったりしていました。

友人は魅力的な彼女に夢中になりながらも、同時に恐怖も感じていました。

いつ夫にバレるか分からない。いいや、もしかしたらもうとっくに勘づかれているかもしれなし。

もしもそうなら、自分のことがバレるのも時間の問題だ……。

こんな風に、彼女と楽しい時間を過ごしながらも、いつも心の底で不安を感じていたそうです。

そしてそんな関係が三か月も続いたとき、事件は起きました。

ふたりの関係が夫にバレてしまったのです。

きっかけは、ふたりで観に行った映画の半券でした。

彼女はデートの思い出にと、友人の分の半券も取っておいていたのだそうです。

前々から妻の行動を怪しいと思っていた夫は、妻がいつものごとく『カラオケに行く』といって出かけたすきを狙い、家中を漁って不倫の証拠探しをしました。

その結果、二人分の半券が見つかりました。

日付の近い二人分の半券、それに、そもそも映画に行ったことなんて聞いてすらいなかった……。

夫は浮気を確信しました。

そして妻が帰ってくると、テーブルの上に半券を置いて問いただしたそうです。

『これ、どういうこと？』

逃亡。そして、裁判所からの手紙

夫に浮気がバレた彼女は、その場は最後までシラを切り遠しました。

しかし夫は信じず、

『相手の男の名前と住所を教えろ』

の一点張り。

このままでは彼のことがバレるのも時間の問題でした。

しかも夫は、『今日、オレが仕事から帰ってくるまでに相手の男の情報を紙に書いておかないと、許さない』と、暴力を匂わせることを言ってきました。

そこで彼女は、一大決心をしました。

夫が仕事にでかけてすぐ、荷物をまとめて家を出ていったのです。

もちろん行先は、彼のマンションです。

実は彼女は、もともと家を出るつもりでした。

その二日前にちょうど契約社員だった彼女の契約が切れて会社も辞めていたので（希望して延長しなかった）、会社にも迷惑はかかりません。

会社はすでに辞めているので問い合わせても無駄であることと、もう二度とこの家に戻るつもりはないという旨の書置きと結婚指輪をテーブルの上に置いて、彼女は家を出ていきました。

そして、不倫相手の彼との同棲が始まりました。

彼も家を身一つで家を出てきた彼女の覚悟を受け止め、彼女と暮らすことを快諾しました。いつ夫が押しかけてくるかと心の底で不安になりながらも、ふたりは幸せな共同生活を送りました。

それから、八か月ほどが経ったとき、裁判所から手紙が届きました。

奥さんに対する離婚調停と慰謝料請求、そして彼に対しても慰謝料の請求でした。

どうやら探偵を雇ってふたりの居場所を探し出したそうです。

ふたりは驚きましたが、一方で、すでに覚悟は決まっていました。お互いに弁護士を雇い、真っ向から立ち向かいました。

そしてその結果……

奥さんは正式に離婚し、私の友人の彼は慰謝料を取られることなく裁判は終了しました。

このあたりの詳細は法律に詳しくないので分かりませんが、聞いた話をざっくり整理すると、奥さんはそれまでに夫から受けていた暴言（お前はバカなんだからオレに命令するな、頭が悪いんだから口答えするな、などなど）や、何か月も無視するなどの行為が精神的ＤＶとして認定されたことと、夫と暮らしていた期間内の浮気の証拠が映画の半券２枚しかなかったことが証拠不十分とされたのが大きかったそうです。

（ちなみにこの夫、イライラすると彼女が大切にしているペットの猫を蹴りとばしたりもしていました）

今現在の同棲については、奥さんが家を出てからのことなのですでに婚姻関係が破綻しているとみなされて慰謝料を取るのが難しいとされたために、弁護士費用がかさむのを嫌った夫が訴えを取り下げたそうです。

どこまでが本当なのか、あるいは少しぐらいは慰謝料を取られたのかもしれませんが、とにかくこうして、私の友人の不倫逃亡劇は幕を閉じました。もう何年も昔の話です。

そして今では、彼はその元既婚女性と正式に結婚して、二人の娘も授かって幸せそうに暮らしています。

既婚女性と独身男性が両想いになってハッピーエンドになったという、非常に珍しいケースです。

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既婚女性を好きになってしまった独身男性の心理

さて、長くなってしまいましたが、私の友人の体験談からも分かる通り、既婚女性を好きになってしまった男性の心理にはいくつか特徴があります。

新しい恋に舞い上がる

既婚女性と独身男性が両想いになったとき、独身男性は（既婚女性も？）最初は新しい恋に舞い上がります。

というよりも、既婚・独身に関係なく、お互いが両思いだと気づけば舞い上がるのは当然かもしれません。

私の友人の場合も、彼女と両思いだと判明したときは学生時代の恋愛のように浮かれてしまったと言っていました。

これは、理由のひとつには『ロミオとジュリエット効果』が関係しているかもしれません。

ロミオとジュリエット効果とは、簡単に言えば『障害があればあるほど、恋愛感情が燃え上がる』というものです。シェイクスピアの小説ロミオとジュリエットのように、両思いなのにどうしても結ばれることができない、一緒になることができないというシチュエーションが、逆に二人の恋心に火をつけてしまう、というわけです。

特に男性は。『簡単に手に入るものよりも、なかなか手に入らないものの方が欲しくなる』という本能があるので、余計に恋心が燃え上がってしまったのかもしれません。　

これはいけない恋だと気持ちにフタをしようとする

ロミオとジュリエット効果もあって恋愛感情が燃え上がってしまった独身男性も、一方でちゃんと理性が働きます。

『彼女はもう結婚しているんだから、好きになっちゃいけない』

と、自分で自分の感情にフタをしようとします。

もちろん、私の友人も同じように考えたそうです。

両思いだと分かる前からも、もちろん、分かってからも、常に心のなかでは、

『これは許されない恋だ』

『諦めなきゃいけない』

と、理性がブレーキをかけてきたそうです。

しかしそれでいて自分の気持ちにウソはつけず、忘れるどころか日に日に強くなっていく彼女への想いと理性に板挟みとなり、悶々とした日々を過ごしていたそうです。

彼女の夫にやきもちを焼く

既婚女性を好きになってしまった独身男性は、彼女の夫に対してやきもちを焼くようになります。

自分では決して手に入れられない女性を手に入れたこと、そして、今現在も夫婦として一緒に暮らしていることに、激しい嫉妬の気持ちを燃え上がらせます。

特に、男性は生まれつき『競争の本能』を持っているのでなおさらです。さらに言えば、この競争の本能は『競争に勝って、より優れた女性を手に入れるため』の本能なので、意中の既婚女性の夫にはなおさら嫉妬心が燃え上がります。

もちろん嫉妬心だけでなく、敗北感や無力感も胸のなかにわいてきます。

自分では彼女を手に入れることはできない。自分にはその資格はない。自分は負けているんだ……という気持ちが生まれて、自分が惨めに感じることもあったそうです。

いけない考えですが、

『彼女の夫が交通事故かなにかでいなくなってくれたらなぁ……』

なんて、つい考えてしまうこともあったと言います。

このように、既婚女性を好きになった独身男性は、彼女の夫に嫉妬するのです。

これ以上好きになってはダメだと距離を置く

『これはいけない恋だ』と気づき、既婚者女性への気持ちにフタをしようとしても、自分の感情にフタをすることはなかなか簡単ではありません。

ですので、既婚女性に恋をしてしまった独身男性の多くは、既婚女性と距離を置くことでそれ以上仲良くなることを防ごうとします。

人間の恋愛感情は物理的な距離に影響を受けると言われています。二人の距離が物理的に近ければ恋愛感情も強くなりますし、ふたりの距離が遠くなればそれだけお互いの恋愛感情も弱くなっていきます。遠距離恋愛が続きにくい原因の一つはこのためだと考えられています。

既婚女性に恋をしてしまった独身男性の場合も、自分から距離を置くことで気持ちを静め、彼女への想いを忘れようとします。

もちろん中にはこの方法で彼女への恋心を忘れることに成功する独身男性もいます。

しかし多くの場合、既婚女性を独身男性が好きになる場所は『職場』です。同じ職場で働いていると、距離を開けるにも限界があります。

気が付くと目で追ってしまったり、仕事の連絡でコミュニケーションを取らないわけにはいかないなど……距離を置こうにも環境がそれを許してはくれません。

結局、同じ職場内で離れようとすればするほど気持ちは募り、彼女への恋愛感情がさらに燃え上がってしまう結果になります。

好きな気持ちが抑えられなくなる

忘れようと、我慢しよう、と自分に言い聞かせて既婚女性への恋心を封印しようとしても、大体の場合は気持ちが抑えられなくなってしまいます。

とはいえ、告白するわけにもいかない。

そこで多くの場合、このあたりで既婚女性をデートに誘います。

理由は適当です。仕事でお世話になっているお礼、の場合もありますし、映画のチケットが余っているから、かもしれません。とにかく一度デートに誘ってみようと考えます。

そしてたいていは、この初デートで両思いであることが判明します。既婚女性の方も前々から『もしかして……』と勘づいていたというケースがほとんどですので、彼女なりにカマをかけてみたりするからです。

両思いだと判明した独身男性は、やはり浮かれます。最高に幸せな瞬間です。

しかしすぐに現実に引き戻されます。

普通の男女なら両思いが判明した時点でめでたしめでたし、ですが、自分たちはそうではありません。

両思いが発覚しても一緒にはなれないのです。キスをすることも、ハグですら許されません。

結果、独身男性はさらに悩むようになります。

しかしそれでも、気持ちを抑えられない独身男性は既婚女性とデートを繰り返します。

夫に気づかれるのではないかと怯える

両思いが判明し、晴れてデートを繰り返すようになっても、独身男性の胸のなかはスッキリとしません。

それどころか、常にもやもやとしています。

『夫い気づかれないだろうか？』

『このまま秘密の関係を続けていても、結婚することはできない……』

などなど。

彼女と楽しくデートしていても、心のなかは心配事でいっぱいです。

そして大抵、遅くてもこのあたりで夫に気づかれます。

私の友人の場合は、既婚女性が夫に詰め寄られて家を出たことで、結果的に一緒になることができましたが、普通はそううまくいきません。

このように、既婚女性と独身男性が両思いになっても、独身男性は常に夫の陰に怯え続けているのです。

独身男性がハマる既婚女性の特徴

ところで、独身男性がハマる既婚女性にはいくつか共通の特徴があります。

代表的なものをご紹介します。

大人の色気がある

もっとも多いのがこちらです。

『大人の色気がある』

大人の色気というのは、品のある美しさのことです。

ナチュラルな化粧や髪型、派手すぎないアクセサリーなど、大人になると女性のファッションも落ち着いてきます。

さらに既婚者特有の『男性慣れによる余裕感』も、独身男性を虜にする要素です。

大人の余裕は母性を感じさせるので、家庭的な女性にあこがれる独身男性は特にハマりやすいです。

気配りができる

大人の色気とは違いますが、大人特有の魅力も独身男性の心を惹きつけます。

それは何かというと、

『気配りができる』

ということです。

男性は気配りができる女性を好きになりやすいです。

気配りができるということは、それだけ周囲を見る余裕があるということ。

さらにはさりげない『優しさ』を感じさせるので、独身男性の目には魅力的に映ります。

優しい

男性は視覚から恋をすると言われています。

女性の肌のきめ細かさ、髪の毛のツヤやボディラインから、健康状態をチェックし、より優れた遺伝子を残せる相手に恋をすると言われています。

そういった外見の魅力の次に男性を惹きつけるのが、『優しさ』です。

男性はとにかく女性の優しさに魅力を感じます。

疲れたらねぎらってくれる、落ち込んだときに励ましてくれる、などなど。競争社会で疲れ切った心を優しく癒してくれる女性を、男性は好きになります。

特に独身男性の場合、恋人がいなければ家に帰っても誰も心を癒してはくれません。だからこそ、職場で優しく接してくれる女性がいると恋に落ちやすいのです。

特にそれが、気配りもできて外見も魅力的な大人の女性ならばなおさらです。既婚女性が独身男性にモテやすくなるのは、独身時代よりも精神的な余裕ができ、周囲に気配りや優しさを分け与えることができるようになったためと考えられます。

思わせぶりな態度が独身男性を本気にさせる！

独身男性に限らず、男性は女性の思わせぶりな態度に弱いです。

男性は女性から褒められるとすぐに『もしかして、オレに気があるんじゃ……』と意識してしまう単純な生き物です。

さらにはボディタッチしてきたり、夫と比べて独身男性の方が魅力的だと言ったりすれば、多くの独身男性が意識してしまうでしょう。

私の友人も、最初は相手の女性に頻繁に褒められたことから意識しはじめたと言っていました。
（外見も好みだったそうですが笑）

もしも両思いになりたい独身男性がいる場合、以上のことを心がければあなたのことを意識させることができるかもしれませんよ。
（その後のことは自己責任ですが……）

ハグやキスはＯＫ？　アウトの判断は人それぞれ

既婚女性と独身男性が両思いになってしまった場合、どこからが不倫なのかという問題がありますよね？

ふたりっきりでデートしただけでもアウトだという人もいれば、キスやハグでもまだ不倫じゃないという意見もあります。

結論から言えば、どこからが不倫なのかは個人の考えによるものが大きいです。

ただし、法律的には、一線を越えなければ不倫とはみなされません。キスやハグでは慰謝料請求の対象にはならないようです。

とはいえ、そこまでいってしまったらもはや言い逃れできません。独身男性とキスやハグをするときは、覚悟を決める必要があります。

両思いだけど友達としての関係を続ける選択肢もある

既婚者の女性と独身の男性が両思いになったとき、なにも『関係を断つ』か『困難を覚悟で付き合う』かの二択しか選択肢がないわけではありません。

どちらも選ばず、『仲の良い友達』として付き合っていくという選択肢もあります。

昔は『男女の友情は成立しない』と言われていましたが、最近ではごく普通に男女で友人関係を成立させている人たちも珍しくありません。

たとえ両思いだったとしても、あくまで友達関係に留めておくという選択肢もあるのです。

ときには、恋愛関係になるよりもそちらの方がより良い関係を築くことができることさえあります。

既婚女性と独身男性の両思いは長続きしにくい理由

ここまで私の友人の体験談を交えて既婚女性を本気で好きになってしまった独身男性の心理などを紹介してきましたが、同時にぜひとも知っておいて欲しいことがもう一つあります。

それは何かというと、

『既婚女性と独身男性の恋愛は長続きしないことが多い』

ということです。

たとえ今は両思いで、燃え上がるような恋愛感情が胸のうちに湧き上がっていたとしても、長続きしない可能性が高いです。

その理由をいくつかご紹介します。

結ばれるとロミオとジュリエット効果が切れるから

既婚女性と独身男性の恋愛（またはその逆）は、『ロミオとジュリエット効果』によって恋愛感情が盛り上がりやすいことは先ほど説明しました。

ロミオとジュリエット効果とは、先ほども説明した通り『障害があるほど恋が燃え上がる』という効果のことです。

しかしこれは裏を返せば、『障害があったから燃え上がっていた』とも見ることはできます。

そして実際、既婚女性と独身男性の恋愛のように、

『付き合うことはできない』

『結婚することはできない』

というハードルを越えて結婚すると、途端にそれまでの炎のような恋愛感情が冷めてしまうことも珍しくありません。

特に男性は、『手に入らない獲物ほど欲しくなる』という本能がある反面『釣った魚に餌をあげない』というタイプも多く、いざ慰謝料や夫との離婚などのハードルを乗り越えて一緒になった途端に冷めてしまい、冷え切った夫婦生活になることも多いです。

このように、障害があったからこそ燃え上がっていた恋は、障害がなくなると途端に張りがなくなってしまって冷めてしまう危険性があるのです。

慰謝料の支払いに生活が圧迫されるから

様々な困難を乗り越え、ついに既婚女性が離婚して両思いの独身男性と結ばれた……。

しかし、残念ながら既婚女性と独身男性の恋愛はそれでゴールインではありません。

たとえふたりがめでたく結婚できたとしても、そのあとには慰謝料などの支払いが残っていることがほとんどです。
（私の友人のように証拠不十分で慰謝料が取られないケースはかなり稀です）

よほどどちらかの所得が高くない限り、慰謝料というのは家計を圧迫します。ときには何百万ものお金を要求されるからです。

すると、楽しいはずのふたりの新生活もお金に追われたものになってしまいます。

離婚や裁判などは一回、ないし数回だけの出来事ですが、支払いというのは何年にも渡って延々と続いていきます。

燃え上がるような恋愛感情も落ち着いてきたふたりにとって、それは重荷以外の何物でもありません。

まえに、不倫からの結婚をした女性の書き込みを目にしたことがあります。

『最初のころは舞い上がっちゃってるから、「この人とならどんな困難も乗り越えられる！」なんて思って突っ走っちゃいがちだけど、いざ結婚してお互いにウン百万円ていう慰謝料を払ってると、「このお金があれば新居も買えたし、もっとマシな生活が遅れたのにな～っとか考えて毎日後悔するよ。今の旦那も熱が冷めたら別に大して良い男じゃなかったし」』

このような内容でした。

『禁断の恋』という甘くて刺激的な冒険のあとには、『慰謝料の支払いの毎日』という重くて辛い日々が待っています。

恋愛感情が冷めたあと、その退屈で辛い生活に嫌気がさして別れてしまうことも多いようです。
　

恋の賞味期限がそもそも一年半～三年だから

恋愛には賞味期限があります。

残念ながらこれは科学的にも証明されています。

人間は恋をすると様々な脳内ホルモンが大量に分泌されます。その結果として幸福感に包まれたり、ドキドキして苦しくなったり、不安になって夜眠れなくなったりもします。

それこそが恋愛の醍醐味と言えばその通りですが、一方でこの状態というのは、長く続くと体に負担がかかりすぎてあまりよくありません。そこで体は一年から一年半ほどでこの激しい恋愛感情が消えるように調節してしまうのです。

これがいわゆる倦怠期です。

そしてさらに一年半後には、恋愛感情そのものも薄れてなくなってしまいます。人によってはここで初めて倦怠期がくることもあります。

『三年目の浮気』

などという言葉があることからも分かる通り、たいていの男女は交際してから三年ほどで完全に恋愛感情が消えてしまいます。

そのあとは恋愛感情ではなく、『愛着』と呼ばれるものに変わります。わかりやすく言えば家族としての愛情です。燃え上がるような恋愛感情はもはや影も形もなく、一緒に生活する同居人に変わるのです。

もちろん普通はそのまま家族として暮らし続けるのですが、最初に燃え上がるような恋愛を経験した元既婚女性と独身男性のカップルは、想像していた結婚生活とのギャップにがっかりしてしまいがちです。

その結果、一年半や三年目の倦怠期に別れてしまいやすくなるのです。

『いつまでもずっと新婚気分で』

というのは、残念ながら人間の体の仕組み上、不可能なのです。

ルールを破る人間は再びルールを破るから

最後は、悲しいことに特に男性側がよく見られる問題点です。

『一度ルールを破る人間は、何度もルールを破る』

という問題です。

これは簡単に言えば、男性が浮気しやすいということです。

既婚女性に恋をして結ばれたということは、その男性はルールを破る人間だということです。

それだけ聞くと型破りな男らしさを感じてしまいそうになりますが、別の見方をすれば、その男性は結婚してからもルールを破る危険性があるということです。

すなわち、浮気です。

既婚女性に手を出して離婚させ、略奪婚までした男性なのですから、結婚後に別の女性に手を出して浮気をすることくらい朝飯前です。

特にさきほど紹介したロミオとジュリエット効果が切れたり、恋愛感情の賞味期限が切れて奥さんへの愛情が冷めてしまった場合、ルールを守らない彼は今度は『浮気』というルール違反を犯してしまう可能性が高いのです。

もちろん私の友人のように、既婚女性と結ばれたあとも彼女のことだけを愛して暮らしている男性もいないわけではありませんが、割合としては少ないでしょう。

基本的に、人は一度やったことは二度三度と繰り返します。

もしも独身男性と禁断の恋愛をした場合、あなたも彼に裏切られる可能性があることを忘れないようにしましょう。

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