『しばらく距離を置きたい』
彼氏や彼女、もしくは仲の良い友達からこのように言われて距離を置かれている人はいませんか?
中には距離を置かれてる間に 相手の気持ちが冷めてしまったり疲れてしまった人もいることでしょう。
そこで今回は、
『距離を置くと疲れる、冷める理由と、待たせる側の心理と対処法』
を紹介したいと思います。
距離を置かれて不安になっている人や、逆に距離を置いている人はぜひ参考にしてみてください。
距離を置くと待つ側が冷めた、疲れたと感じる理由!
『彼氏(彼女)に距離を置かれたら、だんだん冷めてきた』
『距離を置かれたら、疲れてきた……』
こんな風に感じる人は少なくありません。
では、なぜ距離を置かれると冷めたり、疲れてしまうのでしょうか?
それにはいくつかの理由があります。
肉体的な距離=心の距離だから
心理学では、物理的な距離=心理的な距離だと言われています。
つまり、物理的に距離が近ければ近いほど親密さが増し、離れていればその逆になるということです。
これは恋愛でもまったく同じことで、恋人同士の物理的な距離が離れれば離れるほど、お互いの恋愛感情も薄れてしまうとされています。
そのため、恋人と距離を置かれると恋愛感情が冷めやすくなってしまうのです。
もちろん時には『ロミオとジュリエット効果』のように、『会いたくても会えない』という障害があることによって逆に恋愛感情が盛り上がるというケースもあります。
しかしそれはあくまで少数であり、多くの場合は距離が離れれば恋愛感情も冷めてしまいがちです。
他にも、
『顔を合わせる頻度が高いほど親しみを覚える』
『コミュニケーションをとる頻度が多いほど親密度が増す』
という法則もあります。
これらはどれも結局は『物理的な距離=心の距離』であることを示しています。
だからこそ、距離を置かれると恋愛感情が冷めてしまいやすいのです。
『遠距離恋愛は破局しやすい』
と言われているのはこのためです 。
ちなみに、遠距離恋愛から結婚まで行く確率は1/3ほどと言われています。
このまま捨てられるんじゃないか……という不安
距離を置かれると冷めてしまう、もしくは疲れてしまう理由の一つに、
『このまま捨てられてしまうんじゃないか、別れてしまうんじゃないかという不安』
というものがあります。
『距離を置こうと言われたのは、もう私のこと好きじゃなくなったのかも…』
『他に好きな人ができたのかも』。
『距離を置いて自然消滅しようとしてるのかも…』
という風に、距離を置かれたことで恋人の気持ちが離れてしまったのではないかと不安になり、そのモヤモヤしたストレスで疲れてしまうのです。
また、
『いつ連絡がくるんだろう…』、
『今日は電話が来ないのかな……』
など、連絡が来るか来ないかヤキモキしながら過ごすことにも疲れてしまいます。
距離を置かれるということはそれまでのように気楽にコミュニケーションが取れないということ。
それどころか、連絡を取ること自体が相手次第になってしまうことが多いため、待つ側は振り回されているような感覚になってしまい、疲れてしまうのです。
浮気されているんじゃないか……という不安
『こうして距離を置かれてる間に、本当は別の人と浮気しているのかも…』
距離を置かれるとどうしても頭をよぎるのが、『浮気しているんじゃないか?』ということです。
そんなことないと思いつつも、距離を置かれていると誰でもついつい不安になってしまうもの。
そして距離を置かれている期間が長くなれば長くなるほど、その不安は大きくなっていきます。
特に男性は 、彼女の目が行き届かないと他の女性に目が行きがちです。遠距離恋愛が破局する理由の上位に『男性の浮気』が常にランクインしているのはそのためです。
待たせる側の心理5選! なぜ距離を置くの?
恋人から『しばらく距離を置きたい』と言われたとき、気になるのはやはり 『距離を置く理由』ですよね?
そこでここでは、恋人が距離を置く理由をいくつかご紹介します。
別れるきっかけを作るため
まず最初に考えられるのがこちらです。
『別れるきっかけを作るため』
これは恋人に対して、『本当は別れたいけど、別れを切り出す勇気がない』という場合によく使われます。
しばらく距離を置きたいと言って離れ、相手の気持ちが冷めるの待っていたり、自然消滅するのを期待しているのです。
ですので、このタイプはいつまでたっても元の関係に戻ろうとはしません。
別れることが狙いなので、「いつまで距離を置く」といった具体的な期限も設けません。
とにかく距離を置いて、恋人の気持ちが離れてくれることを期待しているのです。
自分から別れを告げられないというのは身勝手極まりない話ですが、別れる具体的な理由がない、きっかけがないという時にこういう方法を選ぶ人は少なくありません。
マンネリ化していて会いたくなくなっているため
最初の頃は毎日のようにデートしたり、連絡を取り合っていたカップルであっても、長く付き合えばその気持ちは落ち着いていくもの。
科学的には恋愛感情は3年が賞味期限だと言われています。
三年目の浮気という言葉があるように、どんなに燃え上がった恋でも3年経つと必ず冷めるということです。
これはホルモンが関係していて、恋愛感情が盛り上がっている時というのは、恋愛ホルモンが過剰に分泌されています。
その状態が長く続くと体に悪いので、必ず3年ぐらいで落ち着くようにできているのです。
ですのでどんなカップルも3年も経てば刺激がなくなり、またデートなどもマンネリ化してしまうため、いわゆる倦怠期に入ってしまいます。
もちろんそこを乗り越えて、燃えるような恋愛感情から落ち着いた恋人関係へとステップアップしていければ良いのですが、中にはマンネリに耐え切れず『しばらく会いたくない』と思ってしまう人もいます。
決して別れたいというわけではないのですが、代わり映えしない恋人との関係にどこかウンザリしてしまい、距離を置きたくなってしまうなです。
この場合は、しばらく素直に距離を置いて、恋人の気分がリフレッシュするのを待ちましょう。
気持ちの整理をつけるため
付き合い始めは燃えるような恋愛感情の勢いを借りてうまくいっていたけど、落ち着いてくると『本当にこの人とこの先も付き合い続けていいのかな?』と疑問が浮かんでくることもあります 。
特に最初のうちは外見重視、表面的な性格の相性だけで付き合うことが多いので大丈夫ですが、長く付き合えばどうしても相手の深い部分が見えてくるもの。
今まで見えなかった相手の性格が実は自分と相性が悪かった、どうしても好きになれないなどの理由で、
『このまま付き合い続けてもいいのかな?』
『そもそも本当にこの子のことが好きなのかな?』
と疑問に思ってしまうのです。
そんな自分の心の整理をつけるためにも、一旦恋人と距離を置くというのは珍しいことではありません。
距離を置くことで自分の気持ちを整理し、『これからも一緒にいたいのかどうか』と自分の気持ちに向き合うことができるからです。
中には気持ちの整理がついたことで、そのままプロポーズまで行ってしまうという男性も少なくありません。
仕事でも恋愛でも同じですが、『距離を置くことで頭の中が整理される』という効果は本当に存在します。恋人と距離を置くことは必ずしも悪いことではないのです。
仕事や勉強に集中したいから
恋愛感情が冷めたわけではないけれど、単純に仕事や勉強に集中したいから距離を置くという場合もあります。
特に男性は脳の構造から『一つの事しか集中できない』という特性があると言われています。
例えば仕事や勉強に集中している時には、恋人に連絡を取ることができなくなります。
『メールの一つぐらい出せるはず』
と女性の方は思うかもしれませんが、男性の脳の構造上、何かに集中したい時に他の事をすると一気に集中が消えてしまい、再び集中するのにとても時間がかかってしまうため、メール一つでも送ることができないのです。
そのため、仕事や勉強に本気で取り組もうとすると、どうしても恋愛を遠ざけなければならなくなるのです。
もちろん個人差はありますが、『仕事や勉強に集中したい』と言われた場合は、素直に距離を置いてあげたほうが、彼の将来のためにも良いでしょう。
もちろんその場合、『いつまで距離を置くのか』という期限を設けた方が良いです。
遠回しに不平不満アピールしている
『しばらく距離を置きたい』
と恋人に言われた場合、実はその恋人があなたに対して不平不満を抱いている可能性があります。
もしかしたら直近のデートや電話などで、知らず知らずのうちに相手を傷つけたり怒らせていたかもしれません。
その場合、すぐにその場で文句をいう人もいれば、怒りを内側に溜める人もいます。
怒りを溜めている場合、はっきりと『昨日のあれは腹が立った』という代わりに、『しばらく距離を置きたい』と言うことで遠回しに、
『私(僕)は怒っているんだよ!』
と伝えようとしているのです。
この場合、実際に距離を置くことで解決することもありますが、もしもあなたに思い当たる節があるのならば、素直に謝ってしまったほうが早く解決します。
距離を置いたら逆に振られた……待つ側が冷める危険性とは?
あなたが待つ側ではなく、『距離を置こう』といった側だった場合、距離を置かれた側の愛情が冷めてしまうという危険性も理解しておいた方がいいでしょう。
実際、『距離を置いたら逆に振られた』という例は多いです。
これはさきほど説明したように、
『人間は物理的な距離が離れるほど気持ちも離れる』
という心理作用が原因です。
もちろん他にも、距離を置かれることで『嫌われたんじゃないか?』とか『浮気しているんじゃないか?』などのように色々と考えてしまい、その結果疲れてしまって、愛情も冷めてしまうというケースもあります。
どちらにせよ、『恋人や仲の良い人とと距離を置く』というのは、上手くいけばより親密になることもありますが、反対に相手の気持ちが離れてしまうと言うデメリットもあることを理解しておきましょう。
距離を置く側が男の場合、女の場合の注意点
距離を置く側が男性の場合、気を付けるのは 『フォローを忘れないこと』です。
今までのように頻繁にデートしたり、LINEしたりすることはなくても、ほんのちょっとの気遣いのLINEを入れたりするだけで、彼女の気持ちは離れなくなります。
逆に言うとそういったフォローをしないと、彼女の気持ちはどんどん冷めていってしまいます。
特に女性は『気持ちを言葉にして伝えて欲しい』という願望が強いので、『言わなくてもわかってもらえているはず』と思っていると、取り返しのつかないことになってしまうかもしれません。
反対に距離を置く側が女性の場合、あまりに放置しすぎると男性が浮気をしてしまう可能性があります。
プライドの高い男性は距離を置かれたことで『冷たく扱われている』と感じて腹を立ててしまい、その腹いせで浮気をするというパターンも少なくありません。
距離を置きながらも彼氏を気遣うようなメールを入れたり、大切に思ったりしているというフォローを忘れないようにしましょう。
待つ側は辛い……どれくらい待つのが正解? 連絡を入れるタイミングや方法は?
距離を置かれた時、どのタイミングで連絡を入れれば良いのでしょうか?
これは状況によって変わってきますが、1週間~2週間ほどで連絡を入れるのが平均的な期間です。
また連絡方法は、以下の三つが基本です。それぞれ長所と短所があるのでご紹介します。
LINEで連絡する
一番ポピュラーな方法がこちらです
LINEならば相手の好きな時間に読むことができるので、相手にかける負担は最も少なくなります。
一方で既読スルーや未読スルーをされる危険性もあるので、必ず返事がもらえるわけではないというデメリットもあります。
しかし現在ではこの方法が最も一般的なので、こだわりがなければLINEを送るのが良いでしょう。
電話で連絡する
電話で連絡をするメリットは、自分の考えや気持ちをしっかりと伝えることができることです。
LINEだと細かなニュアンスが伝えられなかったり、既読スルーされる危険性がありますが、電話ならばしっかりと自分の気持ちを伝えることができます。
もちろん電話もスルーされる危険性はありますが、相手が出てくれさえすればLINEよりも多くのことを伝えることができます。
反対にデメリットとしては、雰囲気が悪くなると重い沈黙が続いてしまうこと。相手の負担が大きくなりやすいことです。
特に何かに集中したい男性にとっては、電話で誰かと話すというのはかなりのエネルギーを奪われてしまいます。
恋人が何かに集中しようとして距離を置いている場合はしない方が良いでしょう。
直接会いに行く
いきなり直接会いに行くというのは、かなり勇気のいる方法です。
LINEや電話で連絡が取れない場合に使うようにしましょう。
メリットはもちろん、会って話すことでしっかりと自分の考えや気持ちを伝えられること。
デメリットはお互いの負担が大きいことです。特に距離を置きたい相手にしてみれば、かなりの負担です。人によっては重い、面倒くさいと感じてしまうかもしれません。
直接会って連絡を取るというのはあくまでも最後の手段にした方が良いでしょう。
距離を置かれているときの対処法は?
では、距離を置かれている側はどのように対処すれば元の関係に戻れるのでしょうか?
これはもちろん二人の関係によりますが、まずは素直に距離を置いてみることをお勧めします。
距離を置きたいと言ってる相手に対して『嫌だ』と言っても、状況は何も変わりません。
それよりも素直に従って、1週間から2週間ほど様子を見てみましょう。
その上での向こうから連絡が来ない場合はこちらから連絡を取りましょう。
その際に間違っても『どうして連絡くれないの!?』と相手を責めてはいけません。
人によっては、本当は仲直りしたかったのに、責められたことで意固地になってしまい、また仲が険悪になってしまうことだってあります。
それよりも素直に、
『寂しかった』
『また会えて嬉しい』
という言葉を伝えてあげたほうがはるかに関係は改善します。
またなかなか連絡が取れない時も『寂しい』ということを伝えてあげれば、 彼氏(彼女)の愛情を取り戻すきっかけになるかもしれません。
心理学的にも喧嘩して仲直りしたり、破局の危機を乗り越えたカップルの方がより強い愛情で結ばれることが証明されています。
距離を置かれたからといって不安になりすぎず、恋人の気持ちを取り戻せるように前向きに努力してみましょう。
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